この記事は私の体験談を紹介しています。
くすっと笑ってもらえるような内容ですので、軽い気持ちで読んでください。
私は小学校〜大学までずっと部活ばかりやっていました。
読者の中にも同じような状況の人やそんなお子様を持つ親御さんがいらっしゃると思います。
就活をきちんとしていないと、大学は卒業したもののフリーターやバイトみたいな生活をする事になります。
そうならないためにはどうすれば良いのか?
- なるべく早く、専門家に相談する
- 自己犠牲は美学ではない
本当にこれです。
部活こそ青春!部活頑張ってたら良い!なんてちょっとヤバい
学生時代、部活しかやってこなかったから、就活に完全に出遅れました。
社会情勢なんて全く知らないし、やりたいことや興味ある仕事なんてあるはずもありません。
ニュースも知らんようでは就職できひんぞ!新聞を読め!!
監督に言われていましたが
新聞?え?無理。
もちろん読みません。
けれど、もしあの時ちゃんと継続して読んでいたら。
もう少し行きたい会社とか見つかったのかな?と一瞬、考えました。
そうこうしているうちに、部活をやっていない周りの友達はどんどん内定をもらい始めていました。
さすがにそろそろやっていかないといけない。
どうしたものか・・・
そんな大学生の6月ごろの話です。
でも、部活している人の中では、まだ危機感がある方でした。
案外、周りも呑気なものでした。
大学生の就職活動って、先生が全く面倒見てくれない
大学って本当に良くも悪くも自由なんです。
授業は何を受けるか自分で選べるし、何時から何時まで大学にいなきゃいけないなんてこともない。
担任の先生もいない。
強いていうなら、ゼミの先生がそれに近い。
しかし、ゼミの先生って、その道のマニアみたいな人。
生徒の面倒を見るなんてことには興味はないわけです。
どちらかというと卒業させるための課題「卒業論文」をクリアさせることが任務です。
学校生活全て、自分でやるしかないんです。
学校からの連絡事項は掲示板を自分で確認する。
自分に手続きが必要そうなものがあれば手続きを行う。
いつから就活するのか?なんてどこにも書いてない。(当たり前ですが)
すべて自分次第なんです。
そういう意味では高校生は担任がいて、卒業後進路をどうするか真剣に考えてくれます。
近くに自分の将来について真剣に考えてくれる人がいるって本当に幸せなことだと思います。
求人探しと就職活動。ひたすらパソコン眺めて〜閉じる
ところで、今までの就職活動って何してたの?!ですが、一応やってました。
全く、何もしていないわけではないけど、そもそも企業なんて星の数以上あるし、何が良いかわかんない。
けれど何かしないといけないということでとりあえず、パソコンで求人募集を確認。
と言っても企業名を見たところで、良いか悪いかわからない。
勤務地とか、福利厚生で絞って検索したところで、ヒットした企業の数は減らない。
とりあえず、自分の知っている会社の情報を見ていました。
部活で使っている道具メーカー
めちゃくちゃ採用時期が早い。
しかも、速攻で説明会が埋まるという状況。
予想通り、説明会にさえ参加できず、終了。
まぁ、説明会に入れてもその後で速攻で落とされる超激戦。
あっさりと終了。
大学生の溜まり場の複合レジャー施設の説明会。
説明会の会場はボーリング場。
ボーリングやってください。
と言われ、言われるがまま投球。
しかもこの時、利き手の右をケガしてて、左で投げた気がする。
なかなかストライクを出せない参加者に対して、
全然倒せてないですね〜ボーリングのコツはですね〜・・・
と、ボーリングのコツを教えてもらって終了。
ここに就職して、社員となってボーリングが上手くなる未来しか見えなかった。
就活で初めて未来を考える良い機会になりました。
いつも靴を買うショップの説明会
社長が直々に大学生10名程度の前で話をしてくれました。
わざわざ出てきてくれて、熱心に話をしてくれる姿は力強く、目がキラキラしていました。
良い社長さんやなぁ〜
多分、そう感じてたのは私だけでした。
他の参加者は目が死んでた。
この時期にまだ内定が貰えてないなんて、かなりやばい状況。
いくつも説明会や面接回ってうまく行かない人たちばかり。
そりゃそんな顔にもなるよね。
一方、私は就活をやり始めたばかりで危機感はゼロ。
めっちゃ良い話をしてくれたなぁ〜となぜか満足した私。
次の面接にきてくださいとメールがきていたけれど終了。
靴売るならアルバイトでもできるよなぁ〜
と、自分にしかできない仕事って何だろうと考えるようになる。
鉄道会社の説明会に行った
何となく、制服に憧れがあったといういい加減な理由。
電車を運転してみたいという、ちょっとした興味もあった。
普通の人が運転できないものを自分は仕事として運転できるって、なんかカッコいいと思っていた。
けっこうたくさんの人がいたけれど、後日、面接の案内が送られてきた。
あぁ〜ここ大会の予選と被ってるからあかんわ。やめとこ
えっ!?どっちを?!
もちろん、就活辞退です(笑)
自分の都合を通すことに抵抗があって試合に行くわけです。
結局その試合、あっさり負けましたよ(笑)
面接予定があったこともなぜか監督にバレて、何でそっち行かなかったんやとブチギレられる始末。
チームのために試合に行ったのに、怒られて意味わかんねーーーっていう感じ。
それ以後はPCで求人検索して
ん〜どこが良いか全くわかんないなぁ〜
の繰り返し。
最終的に就職課に相談に行くことにしました。
初めから行くべきでした。
どういう会社が良いとか分からないし、何から始めたら良いか分からない状態で就職課に行けずにいた。
そんな状態じゃあ就職先案内できませんって怒られそうで。
そんな心配より、就職先を探さないといけない危機感の方が上回り、ついに相談に行くことにしました。
就職先相談。私の中の就職の条件は大卒っぽいところと男性がいるところ
就職決まってないんですけど、どこか良いところないですかねぇ〜
と、軽い感じで相談窓口に行く。
君はソフトボール部の子やね。
(なぜ知っている?!)
あんまり頭使う仕事って向いてなさそうやね。
体動かしてる方が良いやろ??
工場作業とかどう?
女性の下着作る工場で、働いている人も女性ばっかりやし。
・・・(なぜ、私が頭悪いこと、知っている?!)
今、思い出しても謎ですが、なぜか偉い人は私のことをちょっと知ってくれていた。
でも、せっかく大学まで来て工場勤務とかちょっと違うやん。
しかも、女性しかおらんって・・・
それってさっ。
婚期遅れないか?!
ずっと部活しかしてなかった私からすると、けっこう死活問題。
彼氏はいたけど、他の男性との関わりも欲しいやんっていう(笑)
職場に女性しかおらんってちょっと地獄。
女が集まると良いことないし。
そんなことは言えないので
何かちょっと違う感じです。他にないですか?
偉い人が就職課の中堅職員に
この子に何か良い求人ない?部活ばっかりしてたみたいなんやけど〜
あぁ!ちょうど良い求人がありますよ!〇〇銀行が追加で求人募集しているんです。
そこ、受けます!!
銀行って出来る人が行きそうやん。
オフィスでパソコンで作業。
お金を使う、真面目な職業って感じ。
これぞ、まさに大学を出た価値!!
今思えばひどい話。
でも、当時大学4回生の私はこんな感じでした。
呑気にしてた部活女子たちも重い腰を上げ始めていたのを知ってか知らずか
他にも内定もらってない子いるやろ?
何人か受けれると思うから教えてやったら良いで
そして私と同じく、内定をもらっていないという友人に声をかけ、さらにその友人が別の友人に声をかけ・・・
気がつけば、受験会場には部活女子が溢れていた(笑)
もちろん、私が行っていた大学だけではなかったので、たくさんの人が受験会場にいたわけです。
筆記試験でしたが、私は部活しかしてこなかったから頭が本当に悪かった。
問題を見ても、何これ?状態。
とりあえず、一生懸命取り組んだ。
だめでもやれるところまで頑張ろう!!
と、なぜかここで部活で培った諦めない精神が役に立ちました。
それが良かったのか、面接に進むことに。
ただ、この筆記試験、後で聞いた話だと採用基準が変わっていた。
- 字が綺麗か?
- 取り組み姿勢はどうか?
- 容姿はどうか?
という点で選ばれたとか。
銀行員の採用基準って・・・・
自己PRと履歴書は部活のことしか言えない・・・けどそれはそれで強みなのか?
面接に進むと自分の長所などを言うお決まりの質問があります。
怖そうな役員のおじさんを目の前にして自分の長所を言う機会なんて、人生の中で何度もあることではない。
22年の人生で自分の長所と言えるところは部活関連のことしかなかった。
もちろん、履歴書も部活で頑張ったことばかり並べていた。
というか、それしかなかった。
後に、履歴書が配属先の支店で働く職員全員に回覧されていたらしい。
私の個人情報の保護はされていないのか??
部活のことしか書いてなかったよな(笑)
と冷やかされる始末。
勝手に人の履歴書を読んでおいて、それはない。
他人の家に土足で上がり込んで「汚い家だね」って言っているようなもんだ。
とにかく、部活ゴリ押しの履歴書と面接でめでたく(?)内定をいただけることになったわけです。
そして、それと同時に就活終了となりました。
- 就職課に相談してから内定まで3ヶ月程度。
- 受けた会社1社。
初めから就職課に相談しておけば良かった。
続く!!
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