銀行で営業しているとお客さんと仲良くなることがある
連絡先を教えて!一緒にごはんでも行こうよ!
って言ってくれるお客さんもけっこういた
連絡先は一切交換しない
でも、私は連絡先を絶対に交換しなかったのだ
一応、銀行員たるもの、個人情報の取り扱いに厳密でなくてはならない
それ故、大切なお客さんの個人情報を頂戴するなんてありえない!!
銀行の決まりなので!!
というのは建前で
本音は違う
転勤先でも連絡取り合うって面倒じゃない?
そんなのフェアな関係が成り立つと思うかい?
私は販売員
お客さんに儲かってもらうために一生懸命話するし、または数字のために商品を提案する
飲めないコーヒーもお客さんがわざわざ出してくれたもの
気分を害すようなことがあったらいけないと一気に飲み干したこともある
喉乾いてた?コーヒー追加で入れるね
なんて言葉はいらない
朝ご飯代わりにスムージーを飲むくらいのコップにやや薄めのコーヒーが出てきたときはマジで帰りたくなる
私はコーヒーを飲むとお腹を下すのだ
でもさ、それも付き合いってやつで、頑張って飲み干すわけ
下痢になったとしても、お客さんと話すために頑張るのよ
転勤や退職で「せっかくの縁だから」と繋がりを持とうとするのは、きっと信頼してくれてるってことだよね
よく考えてほしい
あなたが見ていたのは銀行員の私
本性は違うからね!!
つまらない話も笑って聞くさ
なんとか盛り上げるために、興味ないこともめちゃくちゃ興味あるように話すよ
本当は人と関わることが苦手
ぶっちゃけ、私、人付き合い好きじゃない
食事に誘われるもんなら、断るいいわけを一生懸命探すよね
相手が傷つかないかつ、それなら仕方ないねって言われるようなどうしようもない言い訳
そういうのを考えるのもしんどい
教えている人もいるよ
ちなみに、教えている人もいる
銀行で絶対ダメということはない
なぜなら、お客さんの方から連絡先を交換したいと言っている
私と今後も連絡を取るために教えてと言われているのでこの場合は個人的な付き合いになる
(各銀行によって取り扱いが違うと思うのでその点注意です)
👱♀️「〇〇さんとこの前、一緒にご飯に行ったよ〜」
と話を聞いたこともある
お客さんは私は元気にしているのかと気にかけてくれていたみたい
ちょっと申し訳ない気もするが、こればかりは私のポリシー
連絡先を交換してややこしくなっている例
担当のことを相当気に入って、転勤先の支店に追いかけてくる例もある
取引自体を担当の行く先に持っていくという人まで現れる
しかし、これは決してやってはいけない
銀行員の転勤はお客さんとの距離をある程度空けるためにある
ズブズブの関係だと、お客さんとの取引に不正が出る可能性が高い
そのため、転勤先に取引を持っていくことは基本お断りする
元々の担当は時間をかけて仲良くなる
関係性ができたところで転勤となる
そのため、新しい担当との関係構築がお客さんからしたら負担に感じる
「前の担当の子が良かった」
「新しい子は気が利かない」
なんてクレームはよくあることだ
転勤してもお客様と関係を持ち続けることによって、新しい担当が大変苦労するのである
お客さんを信じてはいけない
今は良い関係を築いているかもしれない
でも所詮、お金で繋がったご縁
買ってもらった商品が儲かっていたらニコニコしてくれてても損失が出た途端に豹変する人は結構いる
「これ買うわ!」
とドラえもんの映画のジャイアンみたいに男気を見せて言ってくれるのに
後日
「ごめんね。やっぱりやめるわテヘペロ」
なんて、よくある話
のび太くんみたいに
「そんなぁ〜ドラえもん助けてよぉ〜」
って言っても私にはドラえもんみたいな体格の上司しかいなかった
そんな上司では四次元ポケットは存在しない
シビアだねぇ〜
なんて言われたことがあるが、それくらい見積もってもズレることがある
そんなもんである
例外が1件だけある
どのお客さんとも連絡は取っていない
けれど、1人だけ取っている人がいる
普通、連絡先を交換したいと言う人は商品を買ってくれ、何度も自宅に通った人たち
でもこのお客さんは担当ではあったが、全く商品を買ってくれなかった人
1、2回断ったんだけど、なかなか引き下がってくれなかった
まぁ、お金の関わりがないから良いかと結局教えた
そのお客さんとの話はまた今度
つづく!!
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